桐朋幼稚園
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3 『生きるために必要な根を育てたい』、これが桐朋幼稚園の保育の基本です。 その根は、あるときは深く潜るように、あるときは広く這うように、しなかやに、ゆっくりと育ってほしいと願っています。 まず、子どもは根を「家庭」に張りはじめます。それから半年、1年、2年と過ごす中で「家庭」の輪が少しずつ広がって、祖父母の家、近所に住む子どもの家、保育園なども含まれるようになります。家庭生活の中で、子どもは大切に育まれます。愛情がいっぱい注がれる中で、子どもは根を張ります。 そして、幼稚園。自分らしく命を生き生きと輝かせます。仲間や大人とかかわり、違いを認め合い、豊かな世界をつくり出していきます。試行錯誤や失敗も大切にします。さまざまな経験が、人間形成、社会生活の基礎・基本となります。 一人ひとりが幸せな子ども時代を過ごし、幼児期にしっかりと生活の中に根を張るということは、その子のこれからの人生を生きていくための力強い支えとなります。 桐朋幼稚園は、2018年度より3年保育、3歳児保育を始めました。異年齢のかかわりもこれまで以上に大切にしています。保護者との連絡を密に取り、常に子どもが主役であることを意識しつつ、子どもの心身の発達と社会性の体得に細やかな心づかいをしています。一人ひとりの、幸せな子ども時代のために

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